高血圧編・糖尿病編・高血圧、糖尿病合併症編
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血圧が高いと医療費も高くなる
血圧と1人あたり1ヶ月の平均医療費との関係を下記に示しました。男女とも、血圧が高いほど医療費が高くなることがわかります。ここで示した医療費は血圧測定から10年間の平均値を示しています。血圧が高いほど脳卒中や心臓病などになりやすく、それらの治療の結果として、医療費も高くなると考えられます。
収縮期血圧と拡張期血圧の数値の見方
- 正常血圧
収縮期血圧(mmHg) <120 かつ
拡張期血圧(mmHg) <80 - 高血圧前症
収縮期血圧(mmHg) 120-139 又は
拡張期血圧(mmHg) 80-89 - ステージ1高血圧
収縮期血圧(mmHg) 140-159 又は
拡張期血圧(mmHg) 90-99 - ステージ2高血圧
収縮期血圧(mmHg) ≧160 又は
拡張期血圧(mmHg) ≧100
【男性】血圧と1人あたり1ヵ月の医療費の関係
- 正常血圧 15,009円/月
- 高血圧前症 18,973円/月
- ステージ1高血圧 22,378円/月
- ステージ2高血圧 45,947円/月
(健康づくり虎の巻Ⅳより)
【女性】血圧と1人あたり1ヵ月の医療費の関係
- 正常血圧 14,222円/月
- 高血圧前症 17,944円/月
- ステージ1高血圧 16,998円/月
- ステージ2高血圧 23,332円/月
(健康づくり虎の巻Ⅳより)
糖尿病と医療費
糖尿病のある人とない人の国保医療費を比べてみました(下記)。糖尿病がある人の医療費は、ない人の医療費の約2倍になります。このような医療費の違いは、今まで述べたような糖尿病の合併症の治療にかかる費用の差と考えられます。
糖尿病と1ヶ月の平均個人医療費(滋賀県の国保加入者4,535人約10年間の追跡)
1人あたりの医療費
- 糖尿病なし 19,573円/月
- 糖尿病あり 39,479円/月
高血圧と糖尿病の合併と医療費
高血圧および糖尿病の有無とその後約10年間の1人あたりの総医療費との関係を下記に示しました。高血圧と糖尿病の両方がある人の医療費は、どちらもない人や高血圧または糖尿病のどちらかだけがある人の医療費よりも高くなります。高血圧と糖尿病の両方がある人はそれぞれの治療だけではなく、先に述べたような合併症の予防や治療に費用がかかるため、さらに医療費は高くなります。
高血圧と糖尿病の合併と1ヶ月の平均個人医療費(滋賀県の国保加入者4,535人約10年間の追跡)
1人あたり医療費
- 高血圧糖尿病どちらもなし 16,699円/月
- 高血圧のみ 24,704円/月
- 糖尿病のみ 38,547円/月
- 高血圧糖尿病合併 40,655円/月
お問い合わせ
滋賀県国民健康保険団体連合会企画・保健課
電話: 077-522-2960 ファックス: 077-522-5131
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